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「ルビィのぼうけん」は2020年小学校プログラミング教育にどこまで対応しているの?!

「ルビィのぼうけん」の前置き

ルビィのぼうけん」は、「コードの書き方を学ぶ」本ではありません。
特定のプログラミング言語についてはなにも教えません。
代わりに、将来、プログラミングをしようという子供が必要とする「プログラミング的思考」の基礎的な
考えを紹介します。

子どもたちは、大きな問題を小さな問題に切り分けるやり方を学びます。
パターンを探し、段階的な計画を立て、枠にとらわれずに物事を考えるようになります。

この本は、保護者の方と一緒に読み進められるようにデザインされています。
「遊び」と「創造力」のコンセプトに基づいた、練習問題のセットです。
同じ問題をさまざまな角度から解釈するのは、ごく普通のことですし、なんの問題もありません。
その全部が「プログラミング的思考」を構成する一部なのです。

「ルビィのぼうけん」の作者は?

リンダ・リウカスさん

フィンランド、ヘルシンキ出身のプログラマー、作家、イラストレーター。『Hello Ruby』はクラウドファンディングのKickstarterでまず資金を募り、発表からたった3時間強で目標金額の$10,000を達成。その後、Kickstarter の中でもっとも資金を集めた絵本となりました。 リンダはプログラミングの世界での中心人物のひとりであり、Rails Girlsの創立者でもあります。Rails Girlsは、あらゆる場所で若い女性にプログラミングの基礎を教える団体。ここ数年間で160 を超える都市でワークショップが開催され、10,000人以上の女性がプログラミングの基礎を学んでいます。

「ルビィのぼうけん」の主人公

主人公:ルビィ(コンピュータ用語:Ruby(日本で開発されたプログラミング言語))
ベッドにもぐって、どんな虫(コンピュータ用語:DEBUG (デバッグ)=プログラムの誤り、虫取り)
がいるのか考えること。
すきな言葉:どうして?

いざ、冒険へ

パパからのハガキ(指令)でルビィは冒険へ
パパより「ゆうびんはがき」が届きます。
「宝石を5つ、かくしたから、さがしてごらん。たすけてくれる友達は、思いがけないところに居るよ。」

そして、ルビィは宝石と友達探しの冒険がスタートします。

主な登場人物

主な登場人物(実は全てコンピュータ用語です。)

ペンギンたち:(コンピュータ用語:Linuxオペレーティングシステムの公式マスコットである)

ジャンゴ(パイソン):(コンピュータ用語:Python 今、話題のプログラミング言語でAIなどが学べる)

雪ひょう(コンピュータ用語:Mac OS X v10.6 Snow Leopard)

ロボットたち(コンピュータ用語;Android(アンドロイド)は、Googleが開発したモバイルオペレーティングシステムである)

きつねたち(コンピュータ用語:Firefox Webブラウザ)

絵本の中で、プログラミングの基礎知識が散りばめている

例えば、はしごの作り方
1. まず、ロープと木のえだを、かんたんに組み合わせる
2. それを5回繰り返すと
3. はしごの出来上がり。

これは、プログラミングの「繰り返し文」に当たります。
回数繰り返し=for文、条件繰り返し=while文がありますが、今回は5回という回数があるので、回数繰り返しになります。

他には、レシピの作り方
「作り方のレシピをかいておけば、たくさんのカップケーキが作れるよ、一度すてきなレシピを見つけたら、何百回だってカップケーキが作れるよ、材料を変えれば色々な種類のカップケーキを作れるよ。」

これは、プログラミングではレシピ=設計書
さらに「カップケーキから材料を変えれば色々な種類のカップケーキを作れるよ」というのは、
オブジェクト指向の事を指しています。

随所に練習問題も用意されています

例えば、「おどうぐ箱」
日常の中で、正確な指示を与える方法に意識を向けさせ、正しい順序で指示を与えること、パターンを意識すること、物事を細かく分割することの重要性の理解を促します。と書かれており、重要キーワードもピックアップしており、ここでは、「シーケンス」・「小さく分ける」・「パターンを見つける」とわかりやすくまとまっています。
そして、実際、シーケンスの練習問題があり、「朝ごはんを食べる場合」のシーケンス(順序)を言語化する。

まとめ

前半は物語り、後半は練習問題があり、プログラミングの基礎となるシーケンス・パターン・ループ・変数などが上手く織り交ぜてあるので、パソコンなども触った事も無い子供でも、親子で楽しく「プログラミング的思考」を身につける最初の一歩になる本だと思います。
但し、親御さんでプログラミングの基礎知識が無いとどういう意図で「繰り返し」などが出ているのか分からない部分もあるので、知り合いのITに強い人に読んで貰う機会があると腑に落ちる説明とかもできると思います。

これから、2020年小学校プログラミング教育がスタートしますので、絵本から親子でスタートするのも良いと思います。そこで、さらにロボットや本格的なプログラミングに挑戦したい場合は、是非、ファミプロへお越し下さい。無料の体験会を実施中です。

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