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オルタナティブスクール

オルタナティブ教育のポイントと東京周辺で通える学校はどこ?(前編)

今、子どもの可能性を広げる教育方法として、オルタナティブ教育に注目が集まっています。一般の学校とはちょっと違う、教育方針や理念に基づくオルタナティブ学校。今回は、オルタナティブ教育についてと、東京周辺で通える学校を紹介します。

オルタナティブ教育って?

オルタナティブスクール

オルタナティブ教育とは、ヨーロッパやアメリカで生まれた新しい教育についての考え方を言います。ひとつではなく、様々な教育家が独自の教育理念を提唱しており、それぞれの理念に基づき、多様な学校が存在しているのです。
オルタナティブ教育の多くの考え方において、子どもの自主性に任された教育と、年齢毎に区切らず双方向的な関りからの学びを勧めています。
それぞれに特徴的なオルタナティブ教育ですが、主要ないくつかについて紹介します。

サドベリースクール(デモクラティックスクール)

世界初のサドベリースクールは、1968年にアメリカ・マサチューセッツ州に設立されました。デモクラティックスクール(民主主義学校)とも呼ばれるサドベリースクールの特徴は、授業がないことです。
サドベリースクールの基本理念は、「子どもたちは自分で学び、成長することができる」ということです。そのため、サドベリースクールでは決まった授業はなく、子どもが自分で必要と感じた物事について自由に取り組むことになっています。教員からの指示や誘導もありません。
また、デモクラティックスクールの名が表す通り、学校内の決め事はすべて子どもと教員の話し合いで決定されることも特徴のひとつです。そこでは年齢・その他要素に関わらず、すべての子どもと大人が公平に1票を持ち、物事を決定していきます。校内のルールから教員の採否に至るまで、すべて話し合いで決定し、自分たちで学校を作っています。

フレネ教育

フレネ教育は、フランスの教育者であるセレスタン・フレネにより提唱されました。その特徴は、子どもを主体とし、具体的実践に主眼を置いて教育を進めていくことです。
フレネ教育の重要な実践のひとつに、「自由作文」と呼ばれる活動があります。与えられたテーマではなく、子どもが自分で見つけてきたテーマについて表現し、発表するというものです。作文と呼ばれてはいますが、絵をかいたり自由研究をしたり、どのような表現方法でも構いません。それにより、子どもの興味関心を育て、自己表現力を伸ばすことができます。

イエナプラン

イエナプランは1923年、オランダのイエナ大学教育学教授、ペーター・ペーターゼンが生み出した考え方です。イエナプランでは、学校を子ども・教員・保護者を内包する共同体と考えています。
イエナプランの教育施設では、子どもたちの活動を会話・遊び・仕事・催しの4つに分けてとらえています。遊びは歌ったりゲームをしたりという表現活動や楽しみ、仕事は数字や文字の学びのこととして実践されていることが多いです。

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育は、イタリアの女性医師マリア・モンテッソーリにより考え出されました。「子どもには自分を育てる力がある」という考え方を前提に持ち、子どもの潜在的な力を引き出す教育を行っています。
こちらの記事で詳しく書いているので合わせてご覧ください。
モンテッソーリ教育とは?子どもに身につく4つの力【前編】
モンテッソーリ教育とは?子どもに身につく4つの力【後編】

東京周辺で通えるオルタナティブ教育施設

オルタナティブスクール

このように様々特徴的なオルタナティブスクールですが、日本国内でも通うことができる施設がいくつかあります。
次回は 「オルタナティブ教育のポイントと東京周辺で通える学校はどこ?(後編)」として、東京都内・周辺から通うことのできるオルタナティブスクールについて紹介していきます。

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