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頭のいい子が育つ!?父親の育児参加が重要な理由【前編】

みなさんは、どれくらいの時間を子どもと一緒に過ごせていますか?
【父親の家事時間と我が子が過ごす時間はこんなに少なかった!?】でもご紹介したように、一般的に父親が子どもと過ごす時間は、母親と比べると少ないことがわかっています。

一方で、父親が育児参加をすることで、頭のいい子が育ちやすいということがわかっています。そこで今回は、育児での父親の役割や学力への影響、具体的に父親がすべきことをご紹介します。

【前編】では、育児での父親の役割、そして父親の育児参加が子どもの学力へどのように影響するのかを解説していきます。

育児での父親の役割とは?

出典:photoAC

自立をサポートする

子どもは2才頃になると「イヤイヤ期」とも言われる母子分離が始まります。しかしその後は母親から自立したいという欲求と、母親に守られていたいという欲求の間で葛藤することになるのです。

そのとき、父親が外の世界へと導いてくれることで、子どもは安心して母親から自立していくことができます。

社会のルールを教える

父性や母性という言葉がありますが、字面の通り父性とは父親が持つ役割のこと。母性が無償の愛であるのに対し、父性とは社会のルールやマナーなどの知恵を与えることです。

全てを受け入れてくれる母性が大切なことは言うまでもありませんが、それと同じくらい大切なのは、ダメなものはダメと教え、正しい道へと導いてくれる父性です。母性と父性とはどちらも欠けてはならず、バランスが重要なのです。

安心感を与える

子どもが身近で最も強いと感じるのは、父親です。

家族を守ってくれる強い存在の父親と一緒に過ごせる環境は、子どもに安心感を与え、その結果ストレスに強い子どもに育っていきます。

対人関係を教える

父親が育児に参加することで、思い通りになることの多い母親との2人だけの世界を、思い通りになりにくい3人の世界へと広げてあげることができます。

その結果、一対一だけではなく、たくさんの人との中でも自分を出せるような子どもに育っていきます。

父親の育児参加、学力にどう影響する?

出典:photoAC

自己評価が高い子どもになる

「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」では、5~6才時点で父親の育児行動が平均点以上だった家と、平均点以下であった家を比較したデータが提示されています。

その調査結果によると、子どもが10才になった時点で「自分は生きていてもしかたがないと思う」と答えた子どもの割合が、平均点以上の家は6.8%、平均点以下の家は18.5%

そして、「自分は独りぼっちの気がする」と答えた子どもは、平均点以上の家が15.9%、平均点以下の家は30.8%となりました。

当書では育児行動が平均点以上の例として、休日は積極的に子どもとお出かけをすること、子どもをお風呂に入れること、子どものおむつをかえることなどを示しています。


〔参照〕平成28年社会生活基本調査―詳細行動分類による生活時間に関する結果―:総務省総務局

また、上記のデータは、6歳未満の子どもを持つ父親の曜日別育児時間の平均です。

平日では1日約30分以上土日では1日約1時間30分以上育児に参加していれば、平均点以上の育児参加をしていると言えます。

父親が育児に参加すると、母親だけではなく父親にも自分の存在が認められているという安心感を与えることができるので、子どもの自己評価が高くなると言われています。

自己評価が低い子どもは、「どうせ」「だって」「でも」などの口癖が多く、勉強も「自分にはできない」と思いこんでしまっています。安定した自己評価は、勉強をする意欲を保つベースとなるのです。

何事にも挑戦していける子どもになる

父親が育児参加をしている家庭の子どもは、言語能力、そして学力が高い傾向にあると言われています。

母親が子どもを育てることや子どもの安全を第一に考えるのに対し、父親は何かを成し遂げることや問題に向き合うことを重要視する傾向にあるからです。

父親の影響を受けた子どもは、身体を使う活動はもちろん、勉強においても自ら挑戦していく力を持っているのです。

まとめ

さて、【前編】では育児での父親の役割や学力への影響を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

何事にも大切と言われるバランスですが、育児の場合においてもやはり父性と母性とのバランスが大切でした。

また、自己評価が高く、問題に向き合い達成する方法を父親から学んだ子どもは、勉強に対しても意欲的になることがわかりましたね。

【後編】では、育児参加で具体的に父親がすべきことをご紹介していきます。

〔参考〕
父親不在が子どもの向上心を阻害し、無気力にさせる? 子どもに父親が必要な理由:ダ・ヴィンチニュース
書籍:忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス:明橋大二著
平成28年社会生活基本調査-詳細行動分類による生活時間に関する結果-:総務省総務局
Fathers Are Not Inferior Parents:PsychCentral

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