プログラミングはいつから習うべき?習うべき理由とは?【前編】
英会話教室へ通う子どもが増加する昨今、迫る勢いで関心が高まっているプログラミング教室。小学校から始まるプログラミング教育、そしてその先を見据えプログラミングを習い始める子どもが増えています。
親世代には全く触れることのなかった教育ですから、いったい何が行われるのかと、いまいちピンと来ていない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、プログラミングを習うべき理由、そして習うべき時期や家庭でできる土台作りをご紹介していきます。【前編】では、プログラミングを習うべき理由を解説します。
なぜプログラミングが必要なの?
リスクマネジメントを学べる
地震や台風などをはじめとする自然災害だけでなく、世の中が便利になればなるほど私たちの身に降りかかるリスクは増加していきます。これからの世の中を生き残るためには、情報を精査し、論理的に考え、対策をとる必要があるのです。
プログラミングでは、リスクを想定しリスクを避けながらプロジェクトを進めていくことが不可欠なので、リスクマネジメントを体感することができます。
論理的思考力が育つ
最近では「将来なくなる仕事」を扱った書籍などを目にすることが増えましたが、現代の小学生が働き盛りになる2045年頃には、今ある職業の半分近くがなくなってしまうと言われています。
一方で、AIはパターンを想定したり、プログラムの創造をしたりということができません。これからの時代を生きる子どもたちは、臨機応変にAIを運用していける論理的思考力を身につける必要があります。
プログラミングでは、「こうしたい」という結果を実現するために、「何をどのような順番で組み合わせれば良いか」を考える必要があるため、論理的思考力が身につきます。
なぜプログラミング教室へ通うべき?
小学校プログラミング教育の3つの課題
小学校でのプログラミング教育の必修化には反対の声もあがっており、その理由は大きく分けて3つあります。
「プログラミング」という教科があるわけではない
小学校では「プログラミング科」ができるのではなく、算数や理科、総合的な学習の時間などの中で指導することになっています。
学習レベルや実施時間などは統一されておらず、各学校間で学習レベルや実施時間に差が生まれてしまう可能性があります。
教員の多くがプログラミングを理解していない
実際に教える教師の指導スキルも課題となっています。そのため研修制度の確立や研修時間の確保などが予定されていますが、ただでさえ過重労働と言われているのが教師です。
英語が教科化したことに加え、プログラミングも教えるとなれば、かなりの負担になってしまうことが予想され、指導体制が整うのにはしばらく時間がかかりそうですね。
ICT環境が整備されていない
そもそもプログラミング教育を本格的に行うためには、タブレット端末やコンピューターが必須となりますが、実際に学校で普及している数は少なく、時間も予算もまだ間に合っていないのが現状です。
プロから学ぶメリット
不透明なまま始まってしまう小学校のプログラミング教育に、不安を覚えている方も多いのではないでしょうか。
今後小学校のプログラミング教育の体制が整っていく可能性は十分にありますが、やはりプログラミングの楽しさや難しさは、プロのプログラマーから適切な方法で学ぶべきなのです。
万全の環境で学ぶことができる
プログラミング教室では、ICT機材が揃っていることはもちろん、決められたカリキュラムに沿って授業が進むため、初心者でもプログラミングの基礎から順序立てて学習をすることができます。
遊び感覚やゲーム感覚で学べる仕組みが整っているので、難しいことを習うという意識が生まれず、楽しみながら学べるのです。
また、小学校ではどうしても一斉授業の形を取らざるを得ない状況がほとんどですが、プログラミング教室では子ども一人ひとりのペースに合わせて学ぶことができます。
生のプログラミングを学ぶことができる
例えば、昨今では「仮想通貨」が話題となっていますが、将来的には国や銀行を介した「お金」ではなく、コンピューター上のプログラムを介した「お金」を使用していくようになるといわれています。
このように、ITによる変革の流れは速く激しすぎるため、もはや学校や親の教育だけでは時代の波においていかれてしまうのです。
だからこそ、IT世界でプログラミングを実際に運用することのできるプロから学び、今まさに必要なスキルを身につけていく必要があるのです。
上記のような理由から、真剣にプログラミングを学びたいのであれば、プロに教わることをおすすめします。
まとめ
さて、今回は、プログラミングを習うべき理由を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
プログラミングではリスクマネジメントや論理的思考の力が身につくこと、プログラミング教室では生のプログラミングを万全の環境で学べることがわかりましたね。
【後編】では、プログラミングを習うべき時期や家庭でもできることをご紹介していきます。(こちらをクリック)
〔参考〕
書籍:「プログラミングができる子」の育て方:竹内薫著
書籍:子どもの才能を引き出す最高の学び プログラミング教育:石嶋洋平著 安藤昇監修
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